唾液検査のご案内
虫歯の原因は主に3つです。
1.虫歯菌の数
2.歯を守るチカラ
3.食事の習慣
これらを上手にコントロールして虫歯を予防することが大切です。
お口の中にどれぐらい虫歯菌の数や歯を守るチカラがあるかどうかを唾液検査にて判断します。
唾液検査とは?
唾液検査では、お口の中の健康状態がわかります。
唾液の量や持っている菌の種類や数などが細かく調べることができ、それによりお一人お一人に適した予防方法がわかります。
むし歯の原因は、効果の低い歯みがきや甘いものだけではありません。唾液やむし歯菌の量でも変わるのです。唾液検査をすることでお口の中を知り、むし歯予防をしましょう。
唾液検査の注意点は?
正しい結果を得るためには、次のような注意が必要です。
- 検査前6時間前からは、殺菌成分を含む洗口液(マウスウォッシュ)などは使わないでください。
- 検査前2時間前からは、飲食や喫煙、歯みがきやうがいをしないでください。
(お水も禁止です)
唾液の役割
唾液は、お口の中に、1日1リットル以上分泌されます。
90%以上が水分ですが、実はとても重要な成分を含み、健康に深く関わっているのです。
主な働きとして、次のようなものがあります。
唾液パワー!
唾液は、お口の中に、1日1リットル以上分泌されます。
90%以上が水分ですが、実はとても重要な成分を含み、健康に深く関わっているのです。
主な働きとして、次のようなものがあります。
- 自浄作用:食べかすや歯垢を洗い流す
- 保護作用:お口の中が潤い、粘膜を保護し発声しやすくする
- 消化作用:デンプンを分解して消化しやすくする
- 抗菌作用:細菌を増えにくくする
- 中和作用:酸性になりやすいお口の中を中和する
- 修復作用:溶けかけた歯の表面を再石灰化して修復する
唾液は、このような作用により、むし歯を防いだりできにくくしてくれるのです。
唾液検査
唾液検査とは?
唾液は、お一人お一人で違っています。
唾液の量や成分、持っている菌の種類や数などにより、その性質が決まります。むし歯になりやすい方、歯周病になりやすい方など、それぞれ性質が異なります。
唾液検査を受けることで、自分の唾液の性質を知り、最適な予防方法を見つけることができます。
よくない唾液だったら?
むし歯や歯周病になりやすいという唾液検査の結果が出ても、すぐにむし歯や歯周病になるわけではありません。
唾液検査の結果で分かった性質と合わせて、食事やおやつ、飲み物などの「食生活」、歯みがきの回数や方法などの「日々のケア」を効果的に行うことが、予防に繋がります。
ご自身のお口の中の健康状態や性質を知り、最適な予防を続けることが重要なのです。
唾液検査は、むし歯や歯周病予防のツールです。
検査の流れ
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来院前 検査前6時間前から
アルコールを含んだ殺菌作用のある歯みがき粉、洗口剤(マウスウォッシュ)は使わないでください。
検査前2時間前から
食べたり飲んだりしないでください。タバコも歯みがきも禁止です。 -
来院 口紅やリップクリームをつけずにお越しください。
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問診票記入 初めて来院される方は、カルテを作成するため、問診票の記入を行います。