2021.08.01
妊娠中にお子様の永久歯も作られる
こんにちは上本町ヒルズ歯科クリニック
院長の永井です。
新型コロナウィルスの影響で
年100回行っていたマタニティ歯科講演も
ほぼ休止中のため、
今回も開業前2005年から続けている
マタニティ歯科に関連してお伝えします。
妊娠中にお子様の永久歯も作られる
歯が生え始めるのは標準では生後6~7か月ですが、
作られ始めるのは妊娠7週ととても早いです。
また、6~12歳頃に生える永久歯も妊娠中に作られます。
歯に限りませんが、妊娠中に様々な器官が形成されます。
歯というと、カルシウムをイメージされる方が多いですが、
タンパク質やビタミンも必要です。
つわり等が落ち着けば、これらを意識して摂取しましょう。
初めてのレントゲンは5歳頃がおすすめ
さて、妊娠中から作られてきた永久歯を、
5歳頃になったらレントゲン写真で確認してみませんか?
12歳頃に生える12歳臼歯まですべての歯が
そろっているかを確認することができます。
原因は分かっていませんが、
過剰歯といって歯が多い場合や、
先天的や遺伝的に歯が少ない場合があります。
一度撮影すれば確認できます。
レントゲン線量は0.01msv以下と非常に低く、
防護エプロンもかけるので安心です。
妊婦さんも同様ですので、妊娠中もレントゲン撮影ができます。
成人の方は、自覚症状がなくても2年に回は
レントゲン撮影をお薦めしています。
虫歯だけでなく妊娠性歯周炎の程度を
把握するためにも撮影をお薦めしています。
上本町ヒルズ歯科クリニックでは、
妊娠中から親子での虫歯予防に力を入れています。